「将来の自分」を担保にしていないか?僕がローンを組まずFIREを目指す理由

「周りがマイホームを買い始めたから、自分たちも35年ローンを組もうかな……」
「住宅ローンを組んでも、定年までずっと同じペースで働き続けられるだろうか?」

家や車の購入でローンを検討するとき、多くの方が「毎月いくら払えるか」という目先の数字だけで考えてしまいがちです。

しかし、ローンや借金の本質は「未来の自分の時間と労働力を担保にする契約」です。

この記事では、住宅ローン破産のリアルな原因(ボーナス払い・残業代依存・ペアローンのリスク)から、結婚を機に価値観がガラリと変わりFIREを目指し始めた僕たちの実体験までを詳しく解説します。

マイホームを全否定するのではなく、「投資と同じようにリスク許容度を正しく理解して、未来の自分に選択の自由を残す考え方」を夫婦の対話形式でお届けします。

「ローンを組むのがなんとなく不安」「将来、働き方を変えたい・FIREしたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

 


 

さよ夫

フル美、最近YouTubeの特集やニュースで「住宅ローン破産」の事例を見ることがあるんだけど、すごく考えさせられたんだよね。

フル美

住宅ローン破産……。せっかくマイホームを買ったのに悲しいわね。どうして破産に追い込まれちゃう人が多いのかしら?

夫:さよ夫
さよ夫
動画を見ていて共通していたのが、「ボーナス払い」や「残業代」を組み込んだローン設計にしていたことなんだ。コロナ禍の時みたいに会社業績が急変してボーナスがカットされたり、残業禁止になった瞬間に返済が破綻してしまうケースがすごく多くてさ。
フル美

ああ……!ボーナスや残業代って「確定した給料」じゃなくて、景気や会社の状況でいつでも消え得るものだものね。それを35年間も出続ける前提で計算しちゃうのは危ないわね。

夫:さよ夫
さよ夫
そうなんだよ。ローンを組むこと自体、本質的には「将来の自分の労働力(時間と健康)」を担保にして前借りしているようなもの。それなのに、変動しやすいボーナスや残業代まで当てにするのは、未来の自分にものすごいギャンブルをさせているのと同じなんだよね。

 

1. ローン破産を引き起こす「消えやすい不確定要素」

 

頼りがちな要素 潜んでいるリスク
ボーナス払い 業績悪化・不景気で真っ先にカットされる(コロナ禍で露呈)
残業代 働き方改革や景気低迷で一気にゼロになる可能性がある
ペアローン どちらかの体調不良・離職・離婚で一気に返済不能になる

 

さよ夫
あと、共働き夫婦で流行っている「ペアローン」も注意が必要だよね。家を建てる時は「ずっと仲良く夫婦で働き続ける」前提だから、まさか離婚するなんて思わないけれど……。
フル美
そうね。厚生労働省の「人口動態統計」でも、年間で婚姻件数に対して「約3組に1組」の割合で離婚が成立しているというデータがあるくらいだものね。
夫:さよ夫
さよ夫
そう。「自分たちに限ってそんなことはない」と思っていても、人の気持ちや状況の変化は完璧には予測できない。もしペアローンで限界まで連帯債務を抱えたまま関係が破綻したり、どちらかが病気で働けなくなったりしたら、家を売るに売れなくて悲惨なことになっちゃうんだよね。

 

2. ローン=悪ではない。投資と同じで「リスク許容度」を知ることが大切

 

夫:さよ夫
さよ夫
ただ誤解してほしくないのは、僕は「マイホームを買うこと」や「ローンを組むこと」を全否定しているわけじゃないってことなんだ。
妻:フル美
フル美
そうね。実際に家を建てて、家族でマイホームでの生活を幸せそうに楽しんでいるお友達もたくさんいるものね。
夫:さよ夫
さよ夫
うん。大切なのは、ローンも「投資」と同じで、自分の『リスク許容度』を正しく理解してから進めるということなんだよね。
妻:フル美
フル美
リスク許容度……つまり、「どこまでなら最悪の事態が起きても生活が破綻しないか」を把握するってことね。
夫:さよ夫
さよ夫
その通り!「銀行がこれだけ貸してくれるから」で上限いっぱい借りるんじゃなくて、「妻(夫)が働けなくなっても一人で返せるか?」「ボーナスがゼロになっても払えるか?」をシミュレーションすること。リスクを理解して、許容できる範囲内でローンを組むなら、それは人生を豊かにする素晴らしい選択になると思うよ。

 

3. 人生の目標や価値観は「あとから変わる」のが当たり前

 

夫:さよ夫
さよ夫
リスク許容度を低く見積もっておいた方がいいもう一つの理由は、「人生の目標や価値観はあとから変わる」からなんだ。僕だって、フル美と結婚する前は自分がFIREを目指すなんて思ってもみなかったしね。
妻:フル美
フル美
そうだったわね。結婚して夫婦で人生を話し合う中で、「もっと自由な時間を作りたい」「サイドFIREを目指したい」って新しい目標が生まれたものね。
さよ夫
もし僕が独身時代に「みんな買っているから」って理由でギリギリの35年ローンで家を買っていたら、FIREを目指したいと思った時にはそのローンが最大の「足枷(あしかせ)」になっていたと思う。
妻:フル美
フル美
人って、置かれる環境やライフステージで価値観が変化するのが当然だものね。リスク許容度を超えたローンは、自分の未来の可能性や変化を縛ってしまうのね。

 

4. 「足枷」を増やさないことが、FIREへの一番の近道

 

さよ夫
幸いなことに僕たちには大きなローンがなかったから、社宅を活用して固定費を下げ、迷わずFIREという新しい目標に挑戦できている。
フル美
「いつでも会社を辞められる」「いつでも新しい生き方にシフトできる」という「選択の自由」を手元に残しておくことって、本当に精神的な安心感に繋がるわね。
夫:さよ夫
さよ夫
大きすぎるローンを組まないことは、単なる節約じゃなくて、「未来の自分への思いやり」であり、自由を守るための最大の防衛策なんだよね。

 

5. さよならフルタイムより

ローンや借金は、一見すると「夢を叶えるための便利な手段」に見えます。

しかしその本質は、「未来の自分の時間と労働力を担保に入れる契約」です。

マイホームを持つことや、ローンを組むこと自体は決して悪いことではありません。家を建てて、家族と幸せな日々を送っている方はたくさんいます。

一番危険なのは、自分の「リスク許容度」を超えて借りてしまうことです。

  • 消えやすい「ボーナス・残業代」を前提にしたローン設計

  • 「ずっと今の健康と夫婦関係が続く」前提のペアローン上限借り入れ

これらは、投資で言えば「全財産を一つのハイリスク銘柄に突っ込む」のと同じくらい危険な状態です。

人生は、何が起こるか分かりません。

病気や環境の変化だけでなく、「FIREを目指して自由に生きたい」という心境の変化だって起こり得ます。僕自身、結婚を機に生き方がガラリと変わり、FIREという新しい目標を見つけることができました。過去に限界ギリギリのローンを抱えていなかったからこそ、迷わず新しい一歩を踏み出せたのです。

これから住宅や車の購入を考えている方は、銀行の融資額ではなく「自分の本当のリスク許容度」と照らし合わせ、「この契約は、未来の自分の選択肢や自由を奪わないか?」という視点をぜひ持ってみてください。

未来の自分に自由を残してあげることこそが、本当に豊かで後悔のない人生を作る第一歩になります!


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