【貯蓄の壁】給料は増えたのに「資産300万」で5年停滞した僕たちが、ラットレースを抜けるまで

1. 21時半、コンビニのレジ前で気づいた「虚無感」

 

さよ夫
……ふぅ。今日も21時半か。フル美、ただいま。
妻:フル美
フル美
おかえり、さよ夫。今日も遅くまでお疲れ様。手に持ってるのは……コンビニの袋?
さよ夫

あぁ、駅前のコンビニでつい。新作のスイーツと、カフェラテ。残業で頭がパンパンになると、吸い寄せられるように入っちゃうんだよね。「これくらいのご褒美がないとやってられない」って。

妻:フル美
フル美
その気持ち、痛いほどわかるよ。でも、さよ夫。さっき昔の通帳を整理してたら、私たち、新卒から数年間ずっと「貯金300万円」のあたりをウロウロしてたじゃない?
さよ夫
(ギクッ)……あぁ、あの「魔の300万停滞期」ね。
妻:フル美
フル美
あの頃、昇給して手取りは確実に増えていたはずなのに、なぜか残高が増えなかった。それどころか、大きな出費があるたびにガクンと減って、また300万に戻る……。今思えば、あれが典型的な「ラットレース」だったんだよね。

 

2. 昇給の罠。増えたのは「資産」ではなく「ラテマネー」だった

 

夫:さよ夫
さよ夫
家計簿をつけ始めて、一番ショックだったのがそこなんだ。給料が上がった分、何に消えてたと思う?
妻:フル美
フル美
やっぱり、毎日の「なんとなく」の出費?
夫:さよ夫
さよ夫
正解。まさに今の僕みたいに、コンビニでの「ラテマネー」が爆増してたんだ。あとは、大きな旅行。 もちろん、旅行は最高の体験になるし、二人の思い出になるから大切。でも当時は「稼いでるんだから、これくらい贅沢してもいいよね」って、予算も立てずにどんどん使ってた。

 

ラテマネー
1杯のカフェラテ代のような、「毎日なんとなく使ってしまう、少額の支出」のこと。

  • コンビニでのついで買い(お菓子、飲み物)

  • ATMの手数料

  • あまり使っていないサブスク代   など

 

妻:フル美
フル美
「今」の幸福度ばかりを優先して、将来の自由を後回しにしてたんだね。
さよ夫
そう。でも、あとで振り返ってみると、あの時コンビニで買ったスイーツの味なんて、ほとんど覚えてないんだよ。その一瞬の快楽のために、僕はあのピリついた空気の中で、1円のズレも許されない会計の仕事を何時間も耐えてたのか……って気づいたとき、正直ゾッとした。
妻:フル美
フル美
自分の「命の時間」を、記憶にも残らないものに換金し続けてたんだね。

 

3. 「先取り投資」という名の強制終了

 

夫:さよ夫
さよ夫
このままじゃ、どれだけ昇給しても「一生、檻(週5日勤務)の中だ」って震えたよ。そこでフル美が提案してくれたのが、「先取り投資」だった。
妻:フル美
フル美
「余ったら貯金しよう」は、人間には無理な相談だからね(笑)。 私たちの脳は、あるお金は全部使うようにできてる。だから、給料が入った瞬間に「なかったこと」にして、新NISAの積立設定で証券口座に強制送還する仕組みを作ったの。
夫:さよ夫
さよ夫
最初は怖かったよ。「今月、生活できるかな?」って。でも、やってみると意外と平気だった。 ただ、ここで大事なのは、「先取り投資」の前に「家計簿」で生活コストを把握しておくことだよね。
妻:フル美
フル美
その通り!自分の生活にいくらかかるか知らないまま先取りしすぎると、結局生活が苦しくなって、貯金を切り崩すことになる。そうなると「貯金=辛いもの」っていうネガティブな習慣がついちゃうから。
夫:さよ夫
さよ夫
今はもう、先取りしてる感覚すらないよね。朝起きて歯を磨くのと同じくらい「当然の習慣」として積み立てられてる。

 

4. 節約を「イベント」に変える。今の幸せも諦めない

 

妻:フル美
フル美
でも、さよ夫。極端な節約で、今の楽しみを全部捨てるのは私たちの目指す「ゆるFIRE」じゃないよね。
夫:さよ夫
さよ夫
うん。だから今は、ルールを決めてるんだ。 旅行は「幸福度が高い体験」だから、毎年しっかり予算を決めて、その範囲で全力で楽しむ。 そして、あのラテマネーも……。
妻:フル美
フル美
「コンビニ禁止!」にするんじゃなくて?
夫:さよ夫
さよ夫
そうじゃなくて、あえて「今日はコンビニパーティーだ!」って決めて、特別なイベントとして楽しむようにしたんだ。たまに食べるからこそ、その1杯のラテがめちゃくちゃ美味しく感じるし、記憶にも残る。
妻:フル美
フル美
「なんとなく」を「意識的」に変えるだけで、満足度は上がるのに支出は減る。不思議な魔法だよね。

5. 200万円のモルディブ旅行が「最高の投資」だった理由

 

夫:さよ夫
さよ夫

でも、節約ばかりじゃ息が詰まるよね。新婚旅行で行ったモルディブには200万円くらい使ったけど、あれは後悔してる?

妻:フル美
フル美

全然!むしろ、あれは最高の「投資」だったと思っているわ。

夫:さよ夫
さよ夫
たしかに、ラテマネーのことは一週間もすれば忘れてしまうけど、モルディブの青い海や二人の会話は、今でも鮮明に思い出せる。これが「思い出の複利」なんだね。
妻:フル美
フル美
そうなの。一生消えない、思い出すたびに幸せになれる記憶。記憶に残らない数百円を削って、一生の宝物になる200万円を計画的に使う。この「メリハリ」こそが、私たちが目指す「ゆるFIRE」の核となるお金の使い方なんだと思う。

 

6. 資産3,000万を超えた見えてきた今、思うこと

 

夫:さよ夫
さよ夫
家計簿で自分の弱さを知り、先取り投資で仕組みを作り、旅行は計画的に楽しむ。 このサイクルを回し始めたら、あんなに頑固だった「300万の壁」が、嘘みたいに崩れていった。気づけば資産3,000万円が、もうすぐ目の前。
妻:フル美
フル美
ラットレースの回し車から一歩外へ踏み出すと、景色が全然違うでしょ?
夫:さよ夫
さよ夫

全然違うね。「いつか会社を辞められるかもしれない」っていう希望があるだけで、あんなに絶望してた残業の景色すら、少しだけ変わって見えるんだ。

 

さよならフルタイム運営より

「一生懸命働いているのに、なぜか楽にならない」 もしあなたがそう感じているなら、それはあなたの努力が足りないからではなく、ただ「仕組み」がないだけかもしれません。

  1. 家計簿で「なんとなく」の支出を可視化する

  2. 新NISAで「先取り投資」を仕組み化する

  3. ご褒美は「計画的」に、特別なイベントとして楽しむ

僕たちも、ずっと同じ場所で足踏みしていました。 でも、最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、回し車は止めることができます。

「今日はもう、なんとなくコンビニに寄るのをやめて、早く帰ってNISAの設定を見てみよう」 その小さな決断が、10年後のあなたを自由にする第一歩になるはずです。

【僕たちのバイブル】自由へのロードマップ

僕たちが「資産300万の壁」で立ち止まっていた時、ラットレースを抜けるための具体的な手順を教えてくれたのがこの一冊でした。

  • 本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長) 「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」という5つの力の育て方が、図解でとにかく分かりやすくまとまっています。僕たちがコンビニのラテマネーを卒業し、オルカンを買い、モルディブ旅行を心から楽しめるようになったのも、この本で「お金の基本」を学び直したからです。

    「何から始めたらいいか分からない」という方は、まずはこの本を手に取ってみてください。人生の攻略本を手に入れたような安心感が得られますよ。