【健康寿命と65歳定年】僕たちが「今」を全力で守る理由

1. 定年後の10年と、今の10年の「価値」

 

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職場の先輩が「あと3年で定年だ」って少し寂しそうに笑っていたんだ。65歳まで走り切って、ようやく自由になれる。でも、その時の体力でやりたいことが全部できるのかなって、ふと考えちゃったよ。
妻:フル美
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それ、すごく核心を突いているわ。多くの人は「お金が貯まってから遊ぼう」と考えるけれど、時間は巻き戻せない。65歳からの10年と、30代・40代の10年では、同じ1時間でも「体験の濃度」が全く違うはずよ。

夫:さよ夫
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そうだよね。フル美は学生の頃、南米やアジアを一人でバックパッカーしてたじゃない。あの「どこへでも行ける」っていう圧倒的なエネルギーは、やっぱりその瞬間にしかないものだと思う。

妻:フル美
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本当にそう。実は最近、その時のモチベーションが少しずつ形を変えているのを感じるの。だからこそ、今、動けるうちに「今しかできない旅」をしておかないと、一生後悔する気がして。

夫:さよ夫
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親との時間もそうだよね。僕たちが若いうちは、親もまだ元気。一緒に旅行に行ったり、ただ顔を見に帰ったり。定年を待っていたら、その「親孝行のチャンス」さえ失ってしまうかもしれない。サイドFIREを目指すのは、その「高エネルギーな時間」を買い戻すためなんだ。

 

【考察】なぜ「若いうちの10年」は価値が高いのか?

多くの人が「お金が貯まってから遊ぼう」と考えますが、科学的・経済的な視点で見ると、時間の価値は年齢とともに確実に変化していきます。

記憶の配当(Memory Dividend)

ビル・パーキンス氏が提唱する概念です。若いうちに素晴らしい体験をすると、その後の人生でその思い出を振り返るたびに「幸福感」という配当が得られます。

  • 25歳での経験: その後50年以上にわたって「記憶の配当」を生み出し続ける。

  • 70歳での経験: 配当を受け取れる期間が短い。

つまり、早く体験に投資するほど、人生全体の総リターンは大きくなるということです。

体力と限界効用の低下

経済学には、消費から得られる満足度を示す「限界効用」という言葉があります。

  • 高エネルギー期(30〜40代): 10時間のフライト、時差、異国の慣れない食事さえも「冒険」として楽しむ体力が、体験の価値(効用)を最大化させます。

  • 低エネルギー期(70代〜): どんなに高級なホテルに泊まっても、移動の疲れや消化能力の低下により、若い頃と同じレベルで体験を享受することが物理的に難しくなります。

 2,000名の調査が示す「活動のピーク」

あるレジャー活動に関する調査では、海外旅行やスポーツなどのアクティブな趣味の満足度は、40代後半から50代を境に、健康上の理由や意欲の変化によって低下し始めるというデータもあります。「自由を手に入れたが、使いこなせる体力が残っていない」という状況は、統計的にも十分に起こり得るリスクなのです。

 

2. 無機質な固定費は、未来の「体験」に換える

夫:さよ夫
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健康寿命を意識すると、1円でも多く貯めることより、いかに早く「フルタイムの拘束」から抜けるかが重要だね。でも、そのためには今の生活を切り詰めすぎるのも、なんだか違う気がするんだ。
妻:フル美
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その通りよ。私たちのルールは「無機質なものには厳しく、心に触れるものには寛容に」でしょ? 保険の特約やスマホの余計な手数料は徹底的に削るけれど、それは我慢するためじゃないわ。

夫:さよ夫
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うん。毎日お弁当を作って浮いた昼食代や、保険を解約して浮いた分を、予算の範囲内で「外食」や「記念日のプレゼント」に回した時の方が、お金が何倍も価値のあるものに変わる気がするよ。
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今年は台湾旅行を計画しているしね! 年に2回の旅行を全力で楽しむために、日々の「見栄」を削る。この「チケット代への変換」こそが、私たちのスタイルの真髄ね。

 

3. 健康への投資:歩くことは「無料の最強趣味」

 

夫:さよ夫
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あとは、サイドFIREした時に体がボロボロじゃ意味がないから、最近は「散歩」を習慣にしているよ。

妻:フル美
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散歩って、健康寿命を延ばすだけじゃなくて、無料でできる「最高の趣味」でもあるわよね。季節の移り変わりを感じたり、二人で将来のことを話したり。
夫:さよ夫
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お金をかけなくても心を満たす方法はたくさんある。健康な体と、歩く時間さえあれば、それだけで人生の豊かさは底上げされるんだよね。
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4. 結び:33歳、僕たちは「自由」を買いに行く

 

夫:さよ夫
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65歳の定年まで我慢して働く人生か、40代でサイドFIREして、親も自分も元気なうちに世界を見る人生か。答えは明白だよね。

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ええ。今の節約も、未来の自由も、どちらも「豊かな体験」に繋がっているわ。お金の奴隷になるんじゃなくて、お金を使って「最高に楽しい時間」を自給自足していきましょう。

 おすすめの「本」紹介

「老後にお金があっても、体力がないと楽しめない」という事実を、この本は論理的に突きつけてきます。私たちはこの本を読んでから、「固定費を削って、今この瞬間の思い出に投資する」という決断に自信が持てるようになりました。

 

【結び】さよならフルタイム運営より

「いつか」という言葉は、時として残酷な先延ばしになります。
私たちは、65歳の定年を迎えたとき、隣にいるパートナーとどんな景色を見たいか、何度も話し合いました。でも、その時に自分たちの体が、その景色を存分に楽しめる状態である保証はどこにもありません。
「健康寿命」という限られた資源をどう使うか。それは、どの投資信託を選ぶかよりも、人生において最も重要な問いかもしれません。
私たちは、銀行の振込手数料や、なんとなく払い続けている保険の特約といった「無機質なコスト」を徹底的に削ぎ落としています。それは我慢をするためではなく、その分を「今しかできない体験」に全力投球するためです。
お弁当を作って浮いた1,000円が、数年後に異国の海辺で飲むビールに変わる。 保険を見直して浮いた1万円が、大切な人への記念日のプレゼントに変わる。
そんな「変換」の積み重ねが、私たちの自由を形作っていきます。
資産8,000万円という数字は、単なる貯金ではありません。 それは、「健康で、エネルギーに溢れた時間」を買い戻すためのチケットです。
まずは今日、あなたの銀行口座やスマホの明細を眺めて、未来の「体験」に変えられる無機質な数字を一つだけ探してみませんか?
その一歩が、数年後のあなたを、ずっと行きたかったあの場所へ連れて行ってくれるはずです。