【通勤の風景】学生の笑い声と、大人の無表情。僕たちが「運ばれるだけの人生」を卒業する理由

さよ夫
……今日さ、帰りの電車でふと思ったんだけど。学生って、なんであんなに楽しそうなんだろうね。車両に何人か混じってるだけで、そこだけ空気がパッと明るくなるっていうか。
フル美
あぁ、わかる。笑い声が聞こえてくると、『あ、今、学生が乗ってきたな』ってすぐわかるよね。
さよ夫
そう。でも彼らが途中の駅で降りた後、残された大人たちだけの空間になった瞬間、急にシーンとするじゃない。あの、レールのゴトゴト音だけが響く感じ。あれ、地獄行きのバスに乗ってるみたいで、たまに怖くなるんだよね。
フル美
行きは地獄に向かう気分で、帰りはクタクタで明るい気分にはなれないよね

 

1. 労働が奪う、人としての「余裕」

 

さよ夫
しかもさ、みんな本当に余裕がないんだよね。ドアが開いた瞬間に我先にと席を取り合ったり、肩がちょっと当たっただけで舌打ちされたり。本来はみんな悪い人じゃないはずなのに、仕事のストレスが人をギスギスさせて、車両全体が嫌な空気になってる。
フル美
本当にそうね。労働が人から『優しさ』や『余裕』を奪っちゃってる感じがするわ。みんな、今日一日を生き延びることで精一杯なのよね。
夫:さよ夫
さよ夫
学生には『仲間』がいるからしんどいことも笑い飛ばせるけど、社会人はみんな『孤立』してる。同じ車両にいるのに、みんなイヤホンで壁を作って、たった一人で今日を耐えてる。僕もその一人なんだけど、あのトゲトゲした空間に居続けるだけで、自分の心まで荒んでいくのがわかるんだ。

 

2. 「不快感」から卒業したいだけ

 

さよ夫
月曜の朝、アラームが鳴った瞬間に感じる、あの鉛を流し込まれたような体の重さ。駅のトイレの個室に逃げ込んで、一分でも長く会社に行くのを遅らせようとする自分。そんな『情けない時間』を、これ以上積み上げたくないんだよ。
フル美
……うん。毎日、何かを我慢して、誰かに頭を下げて、心を削って、その対価としてお給料をもらう。そのサイクルに、もう疲れちゃったのよね。
夫:さよ夫
さよ夫
そう。だから僕は、この電車の中でブログを書いてる。理想の景色を追いかけてるっていうより、この『不快な日常』から逃げ出すための、これが唯一の脱出口なんだ。誰かと席を奪い合うんじゃなく、心に余裕を持って、隣の人に優しくできるような、そんな生活を取り戻したいんだ。

 

3. 取り戻したいのは、当たり前の「穏やかさ」

 

夫:さよ夫
さよ夫
40歳になった時。朝は静かな海辺を散歩して、気が向いたら釣りをする。昼間は君とテニスをして心地よい汗を流して、夜はゆっくりと晩酌を楽しむ。仕事をするにしても、それは自分の心が削られない範囲で、短時間だけ。そんな生活をしていたら、きっと今の僕にはない、学生たちに負けないくらい良い顔をしてると思うんだ。
フル美
そうね。その『当たり前の穏やかさ』を、誰にも邪魔されずに手に入れる。それが私たちのゴールね。

 

さよならフルタイム運営より

あなたは今、どんな顔をして通勤していますか? 周りのギスギスした空気に疲れ、自分の心が削られていると感じた時、それはあなたの心が「自由」を求めているサインです。 その違和感を大切にしてください。それこそが、あなたが「運ばれるだけの人生」を卒業するための、最強のガソリンになるのですから。